第4シーズンに入りました。

サークル活動報告



●12月の「陽だまり庵・中村屋」の実施予定

 次回の「陽だまり庵・中村屋」は2012年12月20日(木)
 18:30〜21:00 上野東京文化会館 応接2 で開催予定です。
 お時間のある方は是非ご参加ください。


●「陽だまり庵 中村屋」 実施報告 2011年1月21日(金)

なかなか成熟した社会人になれない若者たち、生きることを素直に肯定できる環境を作り出せない大人たちと、いらいらする状況が長く続きます。 私が年を重ねたために、「世の中に尊敬できる、骨太な人間が見当たらなくなっている」訳ではない。相対的な年齢の比較の問題ではなさそうなのです。
 思いつくままに並べてみても、
 吉田松陰(1830〜1859) 29歳
 橋本左内(1834〜1859) 25歳
 西郷隆盛(1827〜1877) 50歳
 勝海舟  (1823〜1899) 76歳
 山岡鉄舟(1836〜1888) 52歳
 後藤新平(1857〜1929) 72歳
 幸田露伴(1867〜1947) 80歳
 小泉信三(1888〜1966) 78歳  と、立派な仕事を残した、心に残る人々です。長命と思っていた人も現在では平均的な寿命です。
覚悟というか使命というか、心を決めて、一貫した生き方を貫いた人が昔は大勢いたのです。
若者に限らず、モラトリアム・子供っぽい、覚悟が決まっていない、利他よりも利己に偏る判断をする傾向が強い人が多いようです。

@若者を対象に、自分の言葉で自分の考えを率直に話す、そのために自己防衛の鎧を脱いで安心感を持てる「陽だまり」のような場所を提 供する。という目的で「陽だまり庵・中村屋」を始めるというコンセプトでは、「ときじ」会員の年齢層を考えた場合若者の参加は難しいのではないか? という疑問が出ました。
Aメデイアに報道されているような50社も100社も面接を受けて内定がもらえないと言っているような若者は、全体の中の少数者かもしれません。

日本の大部分の若者は、生まれてからの豊かさに慣れきっていて、危機感も、生きて行くための切実な緊張感も持ち合わせていない。
『うちの息子をみていても、基本的には、なんとかなると思っている』という声も聞きます。
切実に心配しているのは、親やその年代の人たち、中村さんや高光さんたちのような祖父母世代でしょう。
そんなシニア、親世代を対象に、子供・若者世代の現状を認識するところから始めたほうがいいのではないか? そこに市場の必要も見えてくるはずではないか?
ということで「陽だまり庵・中村屋」は対象をシニア・親世代にする方向に転換しました。

※実施した結果報告
1.開講、教室の目的を説明。
2.参加者の自己紹介。
 簡単な質問を入れながら。自然な質問が沢山でたので、一挙に教室の空気は温かくなりました。 
3.話しやすい空気を作る目的のカリキュラム、「好きなことマップ」作成は省略しました。
4.自己紹介の延長の流れで、近況、生活環境の現状報告と質疑応答が続きます。「ときじ」の事業として、地域の住民活動にジョイントしていく方向の提案、検討の意見も出ました。
5.「陽だまり庵・中村屋」の活動に絞り込んで話題を継続して行かないと、陽だまり庵の全体像、目的がぼやけてしまう、という指摘もありました。

そこで、次回は、「世の中へのお役立ち」アイデアを、具体的に展開したい。感情に根ざした実在感のあるおしゃべりにするために、「最近の怒り、問題意識(嬉しかったこと、感動したこと)」を考えて、話せるようにして参加しましょう。と、いうことで閉講しました。

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●「陽だまり庵 中村屋」テストラン実施報告 2010年9月24日
 傾聴倶楽部「中村屋」(後日、「陽だまり庵 中村屋」に改名)を実際に開催した時の効果測定と改善点を発見するためにテストランを行いました。実行したことと、参加者の感想・改善提案を報告いたします。

平成二22年9月24日
 上野 東京文化会館 中会議室
 参加者 8名
T.開講の挨拶
 『自分の頭で考えて、自分の言葉で話すことが出来る技能を磨き、習慣を作りましょう。
 心の垣根を低くする、自己防衛本能の壁を和らげてコミュニケーションの機会をふやしましょう。』
中村祐治
U.「こだわりマップ」の作成
 1.書き方の説明。
 2.各自記入。
 (「こだわりマップ」表@)
 好きなもの、それも半端じゃなく好きなものを書き出す。
 自分勝手な書き方で良いが「人にみせるもの」だから、「読める程度に書きなぐる」
V.二人一組ミーティング
 初めてペアーになった二人が「こだわりマップ」を交換して話し合う。
 十分程度で交代(メンバーチェンジ)、相互に話し合う雰囲気を醸成する。
この交代を何回か繰り返す。
 共通の趣味の人が見つかったり、初対面の割には、話が弾みました。
 場が暖まったところで、
W.最近ちょっと自慢したいことを発表。
X.気になっていること、解らないことの発表と質疑応答に進みます。
  以上、約三時間

 「こだわりマップ」のさらなる改善が必要ですが、表Aの参加者の感想にあるように思わぬ気づきや発見があるようです。
 また、『自分の頭で考えて、自分の言葉で話すことが出来る技能を磨き、習慣を作る。心の垣 根を低くする、自己防衛本能の壁を和らげてコミュニケーションの機会ふやしましょう』という目的に近づけるということが確認できたテストランでした。


傾聴倶楽部「中村屋」規約
1.自分の頭で考え、自分の言葉 で話すことができる技能と習慣 を創ることを目的とします。
2.安心して相談する、打ち明け ることが出来る関係づくりを目 指します。
3.会員は、話す相手が少ない人 や自分の話を聴いてくれる相手 の少ない人、そういう人たちを 誘って交流の輪をひろげます。
4.月に一回の定例会を開きます。 要望、必要に応じて場所、回数 を増やすこともあります。
5.毎回、当番を決めて、報告書 を作成し、ノウハウを蓄積して いきます。
6.必要な経費は、参加者の均分 負担として、毎回清算します。
7.当面、本部を日野市百草団地252-202 中村祐治方におきます。